思いつきの、走り書き

アメリカの田舎から特にアメリカらしくないことを中心に。

力なき正義

"マアム、あなたは本当に優しい人ですね。でもね、マアム、愛や優しさだけでは必ずしも他人を守れない時もあるのです。正義なき力が無力であると同時に、力なき正義もまた無力なのですよ。"

 

ダイの大冒険 アバン=デ=ジュニアール3世

 

今は日本で何かおかしな方向に走っていると噂ですが、僕のバイブルのひとつであるるろうに剣心の中では左之助が実は超重要なキャラだということを読み返し何周目かで気づいた。

左之助は権力を利用して悪巧みをする奴らを、逮捕覚悟でぶん殴る。全うな生き方で闘う剣心たちのために。時には力づくでいかなければ解決しないこともあるから。

 

そう、優しさだけでは生きていけないし、ドラマみたいなうまい話はめったにない。

 

とはいえ、この現実世界とダイの大冒険の世界は違いすぎる。ただ、"力"というものは武力だけではないと僕は思う。

それは積み重ねてきた努力であり、そして習得してきた様々な能力であり、そうして形成された自分自身の雰囲気とか他人に影響を与えることのできる地位や信頼も含まれるはず。

同じ言葉でも、言う人が違えば全然その印象が変わるのはそのためだろう。

 

だから自分を磨き続ける。どこにどうやっていい影響を与えられるかはわからないけど、今はとりあえず、磨き続ける。