思いつきの、走り書き

アメリカの田舎から特にアメリカらしくないことを中心に。

Bill Gates

誰もが知っているビルゲイツ。

マイクロソフトの共同創設者であり、19年連続全米長者番付1位。

数年前から第一線は退いて自身と妻のメリンダで設立した慈善基金団体の活動を中心にしているらしい。

 

過去数年のアップルの快進撃とジョブズのカリスマ性により、なんとなく実態より過小評価されがちなような気がする。ウインドウズがマックのコピーかどうかは知らないけど、第一次PC戦争は確実にマイクロソフトの圧勝で疑う余地のない結果を出しているし。

 

TEDにビルゲイツの選ぶプレゼンみたいなものがあったのをきっかけに、ビルゲイツ自身のプレゼンもいくつか見てみました。どれも素晴らしいものでしたが、特にハーバード大学の卒業式で行ったスピーチは特に彼を象徴しているように思います。

 

 

スティーブジョブズが一生をかけて我が道を行き、その道での第一線であり続けることで世界を変えるのであれば、ビルゲイツは手にした成功をもとに自分の分野だけでなく多岐にわたる手法を用いて様々な角度から世界を変える。

うまく言えないけど、以前ここでも言及したジョブズのスタンフォードでのスピーチと比べるとなんとなく解るのではないかと思います。 

 

ビル&メリンダゲイツ財団は本当に様々な分野に支援をしていて、実は僕のいるラボの研究費もここから一部きています。しかもその額は億(円)です。感染症でいえばHIV/AIDS、マラリア、結核などなど途上国で特に問題となっているものが対象の中心になっています。さらには新エネルギー、教育など。本当によくそれぞれの分野のことを勉強しています。

 

"全ての人に平等な機会を" というのがすべてのスピーチから読み取ることの出来るメッセージのような気がします。

 

自分自身、今はまだ基礎研究ですら一人前とは言えないので、ジョブズのスピーチのような力強さと自分の道を信じて進む時期だと思いますが、いずれはビルゲイツのような様々な手法を取り入れてより実際的な問題の解決が出来るようになりたいものです。

 

"I want to admit that I am an optimist. Any tough problem, I think it can be solved."

Bill Gates