どこか似ている
研究と恋愛はどこか似ている。
ということにして、今日は話を進めよう。
今の自分はというと、研究が学生であったときより楽しい。というかたぶん日本の研究社会にいたときよりもという方が正しいのかもしれない。この感情にかなり影響しているのはワークバランスというやつである。
研究者というものは、その労力に対する社会的評価が滅法低いので、なぜそれでも続けているかという問いふさわしい答えはやはり"好き"だからだろう。
そう、好きだから学びたい、研究したいと誰もが思って始めるのにほとんどの人は修士2年間で苦しくなって社会に巣立って行く。それでも続ける博士の人たちのほとんどは心を病む。
どんなに好きな相手とはいえ、ずーーーっと二人だけで一緒にいたら疲れてしまうのである。ずっと初恋気分ではいられないのだ。
好きだから気づいたら相手のことを日夜考えていて、彼女のために色んなことをしてみたものの、それに相手が応えてくれるわけでもなく、なんか勝手に自分だけ疲れてしまった。そんな感じは実験をやってもやっても結果がでない状態によく似ている。
そして、限界に近づき、ふと思う。
あれ?あの子のどこが好きだったんだっけ?
ここで着目すべき点はいくつかある。
けれどもちょっと今日は疲れたのでこの辺で。