思いつきの、走り書き

アメリカの田舎から特にアメリカらしくないことを中心に。

色々なことが終わり、時間は過ぎていき

昨日、サマータイムが終わった。

1:59から再び1:00に変わる瞬間を見ながら、特に夏が終わったという思いを馳せるわけでもなくサマータイムの終わりを見届けました。

 

色々と忙しなく、ここを放置している間に終わったりしたのは、サマータイムだけではない。

 

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うちのラボの同僚が2人の契約が終了し、新天地へ異動した。

写真は仲が良かった中国人の同僚と日本食レストランへ行った時のもので、Hamachi kama この街で一番のヒット!

僕らの業界では3年くらい同じラボで働くとまあ一区切りかなという感覚があり、その後新しいラボに異動というのは全く珍しくはない。ただ、ラボの予算の関係でもう雇うことはできないから他を探してくれってちょっと冷静に考えると日本の会社でいうリストラと基本的には変わらないよなと思ったり。まあそんなのはみんなが承知の上でやっているわけだから、もちろん揉め事になったりはしないけど厳しい世界に変わりはない。

 

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そう、そしてハロウィンも終わりましたね。

僕は人生初のカボチャ工作をやってみました。いかがですか。なかなかでしょう(笑)

ちなみにうちのアパートのコンテストでちょっとした賞品を勝ち取りました。こういうのは真剣に勝ちにいくからおもしろい。

 

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話の流れに全く関係ないけど、生ハムの塊がまさかの$5でした(笑)

もう切れっ端になったからてきとーな値段で売ってしまえ的なノリなんでしょう。

いやーほんとに運がよかった。

 

この生ハムのちびちびと食べながら、ビールを飲みまた今日という日も終わる。

 

今月中には29になる予定で、時間はあっという間に過ぎていく。

 

自分のこの先の身の振り。

どういう過程を踏んで、どういう気持ちの変化があってなんてうまく説明は出来ないけれど、やっぱり日本でアカデミックポジションに就くのが自分にはいいのかなという思いは今は強くなってきた。

 

考え込むことも必要だけれど、きっと何かを動かすには時間というものも必要なのだと思う。それが何気ない生活の中でだとしても。

 

これからさらに仕事に集中しながらも楽しむところは楽しみながら、寒い寒い冬を過ごしていきたい。

助教

風邪で床に臥せっていたとき、今後の身の振りについて色々と思いを巡らせていました。

このままひとりで生きていくのか?

なんてことはまあちょっとネタ半分、ほんとの不安半分。

そして一番現実的かつ重要な問題は、どういうキャリアパスでどういう職に就いていくかということ。

そもそも自分がちゃんとしてないと、色々なことが始まらないしね。。。

 

考えるべきは、この次のポジションのこと。

 

ここでの契約はあと1年半。まあ更新はありだろうけど、ラボのお金がちゃんと維持される保証はないのでどうなるかは不透明。そして計3年ここで働くことになる。まあ一区切りかなといえる長さでもある。

 

今の気持ち的にはまだ海外で研究を続けたいという思いが強い。

それはまだここで色々な意味でやりきったというか、十分に学んだなという感覚がまだないから。まあそれはまだ折り返し地点だから当たり前っちゃあ当たり前なのだけど。

 

ただ、現実を考えれば出来るだけ若いうちに日本でスタッフポジション、つまり助教のポジションを探し始めて、実際に就くのがベストだとは解っています。

 

理由は、日本は年齢でサクッと区分する場合が多いのと、ポジションはやはり限られているから。しかも結局コネクション、略してコネがモノをいう世界だから。

 

助教はだいたい教授の一声で決まる場合も少なくないし、公募が出ていてもそれは形だけなんてことはざらにある。

だから出来るだけ早めに日本の偉い先生たちを介して自分を売り出す機会をもらったり、内々で回っている情報を教えてもらって推薦してもらう必要があるっちゅうことですね。

もちろん、すべてとは言いませんが、こういう風に自分をアピールしていくことは時として自分の挙げた業績より大事だったりするわけです。特に助教という若い人向けのポジションにおいては。

 

そんなことを考えている最中、アメリカの別の場所で働いている先輩が助教のポジションが決まったと連絡してきてくれたり、なぜだか大学院時代の同期から助教ポジションの紹介をもらったりと。

そんなことがここ数日で重なって、単なる偶然の連続だと解っていてもなんだかそういう時期なのかなーと思ってみたり。。

 

まあでもこういうことが考えるきっかけや推進力となっていくという実感はあるので、今の仕事はもちろん全力でこなしながら具体的に帰国のことも考えてみようかなというこの頃です。

 

さて、洗濯しよう。

ここ最近

自分にとっては特段悪いことでもないけど、なんとまあそこそこ放置してしまった。

 

何をしていたかと振り返れば、

週末を利用してナイアガラの滝やらトロントやらへ行き、

友達に風邪をうつされて床に伏せ、その中でこの先のことやらなんやら色々と思いを巡らせ、

体調が戻りつつあると思っていたら、仕事は色々な意味で膨らんでいってほんのちょっとだけ大学院生時代が垣間見えました。

 

先のことを考え出せば余計に自分は仕事を中心に回っていると改めて思う。

ほんと油断してるとこのまますごい歳とっていっちゃうんじゃないの?って思ったりもしなくもない。

 

個々のことはいずれまた書いてみようかな。

さて今日はこの辺で。

二重らせんみたく

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もう9月も後半で、最低気温は10℃を切っています。

渡米してから1年と半分がもう少しで経とうとしている。

基本的にはほとんどのことは日常と化していて、相変わらず多くの時間を研究に費やし、未だに英語で苦戦し、ときには鍋でごはんを炊く。

 

そんな毎日。

 

でも、ぐるぐると回っているわけではなく少しずつだけれど、上に、前に進んでいる気はする。そう、らせんみたいに。別に二重ではないけど(笑)

 

少し前も、数ヶ月前も2,3年前もきっと似たようなことを考えていた。

ブログをたまにでもつけていると特にそう思う。なんかまた似たようなこと書いているなと(笑)

でも少しずつ違う。文章には出てこなくても。それでいい。

たぶん今後もそうやって生きていくんだろうなと思う。

 

時にはなぜか 大空に

旅してみたく なるものさ

気球に乗って どこまでいこう

風にのって 野原を越えて

雲を飛び越え どこまでも行こう

そこになにかが まっているから

気球にのってどこまでも

だれかのまなざし

新海誠最新作の「言の葉の庭」と同時上映された「だれかのまなざし」が無料公開されました。

 

振り返ってみれば、自分としては意外なほどにこのブログでは、新海誠作品については触れてなかったですね。

数年前にSotte BosseがカバーしたOne more time, One more chanceを聞き、それを調べたら「秒速5センチメートル」という作品に行き当たり、そこから過去の作品に遡り、今も新しい作品は毎回楽しみにしています。何がどうつながるかほんとわからないものです。

 

物理的距離と心の距離など様々な距離を描かくのが持ち味の新海作品。

個人的にはデビュー作の「ほしのこえ」が一番すごくて、秒速が新海作品らしさと見やすさのバランスが一番とれている気がします。

ちなみに2004年の「雲の向こう、約束の場所」は毎日映画コンクールではハウルを抑え、アニメーション映画賞にも選ばれています。

またまた個人的には最近の作品はちょっと攻めきれていないような(笑)

 

まあそんな中でグッと掴まれたこのわずか7分程度の短編作品。

元々野村不動産のあるイベントのために作られた作品らしいですが、こういうCM的なものが意外にも感動を呼ぶというのはけっこうありますよね。まあこれは言われなきゃわからないですけど。

 

愛だ恋だよりも、こういう作風のものがより心に響くのはやはり歳をとったからなんだろうな。

  

そしてこれはわずか1分。オススメです(笑)

Goose houseと鍋炊きごはん

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今日はなんだかおいしいごはんが食べたくて、ストウブで炊飯。

やはり、こちらで買ったどんだけ早く炊けんだよ炊飯器よりずっとおいしくなります。

 

ちゃんと炊いたごはんはやっぱりおいしい。

 

そしてまた話はガラリと変わって、、、

「常套句」

これは最近のミスチルの歌の中では、かなり好きな歌でよく聞いています。

Youtubeを覗いてみるといくつかの動画があるわけですが、その中で最も好きなのはまだ常套句を含むアルバムを制作中だった頃のライブでの動画。

桜井さんが思い出し思い出しながら、歌うわけですが(笑)この超がつくシンプルな感じが個人的には一番好きです。

 

 

そして派生的に見つけた違う「常套句」。

ミスチルが歌うものではなくGoose houseというグループ?がカバーしているものです。彼らが何者でどのくらい有名か知らないけれど、なんかこれはすごいよかった!

これ以外にも色々と聞いてみたら、他のもなかなか秀逸でした。

個人的には「小さな恋の歌」や「卒業写真」あたりがすごくよかったですね。

 

まあ何を思ったかというと、Goose houseという人たちも鍋で炊いたごはんのおいしさもここに来なければその良さを噛み締めることはなかったかもしれないってこと。

 

選ばなかった選択肢に何があったのか知ることはできないし、言い出したら全部そうなんだけれど、平日に鍋でごはんを炊いて、なんかいい歌を聞きながら食べるというアメリカの日常もなかなか悪くない。

 

物理的には遠くなってしまったけれど、何もかもが遠くなったわけじゃない。

そんなことを改めて思った今年246日目の夜。

新学期も始まり

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こちらでは今週から既に fall semester が始まっています。

 

大学も街も学生が戻ってくると、やはり活気が戻ってきます。

お昼の学食的なところには「ごった返す」とグーグル画像検索したらそのまま出てきそうな光景がそこにあります。

金曜日の昨日はで何かイベントがあったらしく、バンド演奏やダンスしてる学生たちがちらほらと。

 

ほんとに油断してるとあっちゅうまに時間が経ってしまう。

 

仕事は3歩進んで2歩下がるみたいな感じだけれど、まあ一応前進しつつ、同時に今の自分自身の具体的な課題・目標も明確になり。あとはそれに向けて実行するのみ。

ちゃんと考えて、実行する。当たり前だけど、それしかない。

 

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最近は週末休むってことがなかったけれど、この前は丸一日家にいて、思いつきでコーンパン などを作りました。これがなかなかの出来で、やっぱたまには休んでパン作りも悪くないなーと思いましたね(笑)それにしてもこちらのトウモロコシは安くて甘い。4本$1です。

 

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あとは入り口は別々だけど、内側で中華料理屋とつながっている Japanese like な店に巻き寿司を食べにいったり。ちなみに真ん中のはspider rollというものでなんか揚げ物が入っていたけれど、最後まで何の揚げ物かわかりませんでした(笑)てか、古い油の味しかしなかったよ(笑)!!そして全体的に生温い寿司でした。

 

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あとはなぜか客席番号がど真ん中に突き刺さっている noodleを食べたり。味は良かったですね。

 

今週末は実は3連休らしいことを昨日知ったものの、今仕事を終えてラボでこれを書いています。公私バランスが大事。でもやるときはやらないと我々の世界では生きていけない。まあ今くらいなら週末働いても全然苦ではないのだけれど。

新学期。ギアを入れ替えるにはいい機会。まあでも今日はもう家に帰ってお酒でも飲もう。