思いつきの、走り書き

アメリカの田舎から特にアメリカらしくないことを中心に。

ワークライフバランスの前提2

前回、今僕が体験しているワークライフバランスについて書きました。

この前のは、要はバランスを取ることの出来る雰囲気はあるけど、結果を出さなければ容赦なく切られるというのが今の僕の職場です。仕事ができなきゃダメ、後は自己責任でよろしくって感じで。

 

日本で問題なのは、その雰囲気もないことも多いこと。

ただそれだけかというとそんなこともないような。

それは外で暮らしてみて、よーーーーーくわかる日本の仕事の質の高さ。まあ一概にはいえませんが、建物、電化製品、食品、サービス業全般など細かく言い出せばきりがないほど、Made in Japanは優れています。僕らの世界でもちゃんと研究してきた人はこっちの人より3倍くらいは実験がうまいです。

 

その質を支えているもの、それはやはり日本人の仕事をちゃんとするという姿勢。

個人的に思うのは、今の人数や賃金で日本の仕事の質を保つには単純にそれなりの仕事量が必要なのでは?ということ。

 

それに加えた、日本人の職人気質。

極端な例をいえば、どんなに仕事のできないコンビニ店員だとしても、客を接客しながら大声で世間話したり、レジで夕飯食べたりしませんよね(笑)?海外ではあります。アメリカは先進国だしまだましですが、東南アジアはすごいですよ。まあそれが許せてしまう雰囲気もあるんですが(笑)

 

与えられた仕事をちゃんとこなそうという意識や責任の高さ(日本人では当たり前なレベルで)は世界でもトップでは?と思います。

 

あの仕事を最低限成立させることはある程度発達した国であれば、もちろんやっているでしょうが、きめの細かさだったり、そこまでやってくれる?という日本の当たり前は海外ではたいてい行われていません。

 

ワークライフバランスを取りつつ、今の日本の質を落とさない。

これはなかなか困難な道のりだなーと思います。もちろんちゃんと出来ている職場もあるでしょうけど、どのくらいあるのだろう。

 

とはいえ、個人レベルで出来ることは、現状に納得して楽しめるところで楽しむか、嫌なら変えるための行動をするか。どちらかしかないと思いますが。こういう状況はこの先も徐々に変わっていくだろうし、自分が帰国する頃にはどの程度変わっているのかな。ま、帰国するかもわからないけど(笑)